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猫は完全肉食動物

短い答え「完全な肉食動物(obligate carnivore)」とは、猫の体が動物組織で動くようにできているという意味です。猫は動物性食品にしか含まれない栄養素に依存し、進化のもととなった獲物は高たんぱく・適度な脂肪・ごくわずかの炭水化物という構成です。ラベルはその視点で読む価値があります。パッケージ前面の写真やキャッチコピーより、猫のライフステージに合ったAAFCO栄養適合性表示のほうがはるかに重要です。表示こそが、そのフードが完全食として配合されていることを示すものだからです。

出典:WSAVAグローバル栄養ガイドラインとコーネル大学猫健康センター(文末にリンク)。

「完全」という言葉の本当の意味

猫は、高たんぱく・適度な脂肪・ごくわずかの炭水化物という獲物を食べるハンターとして進化し、現在の食事にもそのおおよその割合が求められます。さらに動物性食品にしか含まれない栄養素にも依存しています。購入時の実践的なポイントを3つ挙げます。

動物由来の原材料猫は動物性食品にしか含まれない栄養素に依存しています。コーネルの給餌ガイドは、肉・肉副産物・魚介類が原材料の上位に来るフードを選ぶことを、動物由来の原材料が十分に含まれる目安として勧めています。
サプリではなく完全食完全でバランスの取れたフードは、猫に必要なビタミン、ミネラル、脂肪酸、アミノ酸をすでにカバーしています。コーネルは、そうした食事ではサプリメントは通常不要で、獣医師の承認なく与えると害になりうると注意しています。
必要量は猫それぞれ必要な食事量は猫によって大きく異なります。コーネルは、猫の理想体重の把握とそのための食事調整を獣医師に手伝ってもらうよう勧めています。

猫は小さな犬ではない理由

キャットフードとドッグフードは規制も表示も同じ仕組みなので、互換に思えてしまいます。しかし違います。AAFCOは猫用と犬用で別々の栄養プロファイルを管理しており、一方の種のために配合されたフードは他方のために作られていません。多頭飼いで食器を共有しているなら、獣医師に伝える価値があります。

ラベルを読むときの意味

完全な肉食動物であることは「グレインフリー」「生食」「肉だけ」を意味しません。完成したフードが、肉が供給するはずの栄養素を供給しなければならないという意味です。よく設計された市販フードは、動物性原料、添加ビタミン、ミネラル、アミノ酸の組み合わせでそれを実現し、その基準をフードが満たすと述べるのがラベルのAAFCO表示です。AAFCOはルールを書く団体であり、個々の製品を認証しません。WSAVAの栄養ガイドラインが飼い主を導く先もまさにこれです。猫のライフステージに合った完全でバランスの取れたフードを、栄養の専門性と品質管理を文書で示せるメーカーから選ぶことです。そのことを教えてくれるラベルの各部分、AAFCO表示、保証分析値、原材料リストは、次のガイドで扱います。

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